円下落、対ドル7月以来の安値-日銀緩和観測や貿易赤字重し

10/22
午後の取引で円が下落。対ドルでは7月12日以来の安値を付けた。日本銀行の追加金融緩和観測や日本の貿易収支の悪化が円の重しとなる中、日本株がプラスに転じたこともリスク回避緩和の連想につながり、円を売る動きが強まった。 ドル・円相場は1ドル=79円前半でもみ合う展開が続いていたが、午後2時前には先週付けた8月21日以来の円安値(79円47銭)を突破。その後、欧州時間に向けて下げ幅を拡大し、一時79円67銭まで円安が進んだ。 ドル・円相場について、200日移動平均線が79円40銭台にあり、「かなり意識されていたが、そこを抜けてストップロス(損失を限定するためのドル買い・円売り)が入っている」と説明。日銀の追加緩和期待に加え、「きょうは貿易赤字も出て、材料的にはドル・円は買いやすい状態になっていた」と話した。 22日の東京株式相場は下落して始まったが、売り一巡後は下げ渋り、午後には日経平均株価がプラスに転換。TOPIXも一時プラス圏に浮上する場面が見られた。 日銀の白川方明総裁は22日午前、本店で開いた定例支店長会議で、「今後とも、資産買い入れ等基金の着実な積み上げを通じて間断なく金融緩和を進めていく」と述べた。 先週は米中経済指標の改善を背景としたリスク選好の動きや日銀が今月末の会合で追加緩和を検討するとの観測を背景に、円が主要通貨に対して下落。対ユーロでは一時1ユーロ=104円14銭と約5カ月ぶりの水準まで円安・ユーロ高が進んだ。 ユーロ・円は先週末の流れを引き継ぎ、早朝に一時103円13銭と3営業日ぶりのユーロ安・円高水準を付けたが、その後じりじりと値を戻し、午後に円売りが加速すると104円台を回復。一時104円05銭を付けた。
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